こんにちは。タカです。
私は仕事柄様々な人に出会うのですが、人によって使う言葉がこんなにも違うのかと思うことがよくあります。プラス言葉をよく使う人がいたり、マイナス言葉を使う人がいたりと。
私の職場にもどちらのタイプの人もいます。
職場のスタッフと話していると楽しい気分の時もあれば、嫌な気分になるときもあります。
みなさんも誰かと話していて、やる気があがったり下がったりすることがありませんか?
話しているだけなのに、やる気が上がったり、やる気が下がったりするのはなぜでしょうか?
それには「言葉」が持つ力が関係してきます。
言葉の力?何それ?と思う人もいるかもしれませんが、言葉には人を動かす力があると言われています。
そこで、今回は「言葉」の力についてお伝えしていこうと思います。
それではいきましょう!
もくじ
◆1.人を動かす「言葉」の力
1-Ⅰ.意外と知らない言葉の力とは
私たちは普段から「言葉」を使って生活していますが、言葉が持つ力について皆さんは考えたことはありますか?
あなたが発する「言葉」、またはあなたに掛けられる「言葉」には凄い力を持っています。
少しイメージしてほしいのですが、
あなたはこれからとても大事な試合(仕事でのプレゼンや部活の大会など)に臨みます。
不安や緊張もあり、なかなか心が落ち着きません。
そんな時、自分にどう言い聞かせますか?
「自分なら出来る!自分を信じでやりきろう!」なのか。
「あぁ、失敗しそうで嫌だな。上手くいかなかったらどうしよう…」なのか。
どちらが本番上手くいきそうな感じがしますか?
どちらもあり得るシチュエーションかと思いますが、上手くいきそうなのは前者かと思います。
『思考は現実化する』という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれませんが、人は何かにチャレンジするとき「私にはできる」と思い込んだことはうまくいき、「無理かも」と口にした瞬間、言葉通り無理になると言われています。
上手くいっている人で、ネガティブで活気がない人は見たことがありませんよね。
このように発する言葉、思い浮かべる言葉には人のパフォーマンスを変えてしまう程の力があります。
1-Ⅱ.言葉一つで人を動かす!?
先ほどは自分自身を例にあげて説明しましたが、人から掛けられる言葉でも同じことが言えます。
大事な試合の前(仕事でのプレゼンや部活の大会など)に、信頼している上司や同僚、部活の仲間から「あなたならできるよ!大丈夫!」とプラスな言葉で勇気をもらい、想像以上の結果を出せた経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。
みんなが見守ってくれている安心感や、みんなの期待にも応えたいという強い気持ちがプラスされて想像以上の能力を引き出してくれるのだと思います。
では、逆の場合はどうでしょう。
「ちゃんと出来るの?失敗だけはしないでよ。」など、マイナスな言葉では、モチベーションが下がったり、極度のプレッシャーがかかったりと、いつも通りのパフォーマンスすら出せなくなってしまいます。
それよりもまず不快な気持ちになり調子があがらないですよね。
このように言葉一つでも人に与える影響は大きいのです。
人から掛けられる言葉で自分の気持ちが変わるように、あなたが掛ける言葉でも人に影響を与えているのです。
あなたは相手の人にどういう影響を与えたいですか?
次の項では具体的な一言としてやる気を奪う言葉、やる気を上げる言葉について説明していきます。
◆2.やる気を奪う言葉 vs やる気を上げる言葉
「それやる意味あるの?」
「そんなこと知ってるよ」
「やる気ある?」
「君がいて助かった、ありがとう」
「本当によく頑張った」
「一緒に頑張って乗り越えよう」
どちらの言葉をかけられるのがいいですか?
職場の上司や後輩、もしくは同僚や友達から掛けられた言葉でやる気が下がったり、逆に上がったりしたことがあると思います。
先ほどもお伝えしましたが、「言葉」一つでやる気が上がることも、下がることもあります。
前項では「言葉の力」について説明しましたが、ここでは具体的にやる気を奪ってしまう言葉、やる気を上げる言葉について説明します。
2-Ⅰ.やる気を奪う言葉
・やる気ある?
・だからお前はダメなんだよ
・こんなこと誰でも出来るよ
・まぁ頑張ってくれ
・代わりはいくらでもいる
・言ったとおりにしなさい
これらの言葉にはある共通している点があるのですが、何かわかりますか?
それは相手を尊重、尊敬をしていないということです。
やる気を奪う言葉の特徴としては、個人としての尊重や信頼がなく、人間性を否定されるような発言や理不尽な説教などがあります。また、叱る際には具体的な指示が出来ておらず、プレゼン資料のどこをどう作り直せばいいのか、そういった指示も出さずに「やる直せ」としか言わないなど不明慮な叱り方をするなどの特徴があります。
2-Ⅱ.やる気を上げる言葉
・あなたならできると思っているから言う
・あなたの能力はこんなものじゃないでしょ
・一緒に頑張っていこう
・上手くいったのはあなたがいたから
・責任はとるから全力でいってこい
・頑張っているのはわかっている。ここが足りないからこうするといい
こちらの共通点はもうおわかりですよね。
相手のことを尊重・尊敬し、信頼しています。
やる気を上げる言葉の特徴として、個人としての尊重や信頼があり、存在を認めてくれている。人任せにせずに共に歩んでくれ、いざとなったら責任をとってくれる。また、状況を把握・理解してくれており、何かあれば的確な指示を出して正しく導いてくれるなどの特徴があります。
やる気を奪う言葉、やる気を上げる言葉の特徴をそれぞれあげましたが、あなたの周りの人、もしくはあなたはどちらの言葉を多く使っていましたか?
もし、相手の人のやる気やモチベーションを上げたいのであれば、まず大前提として相手のことを尊重し、信頼する。そして、その上で上記のような言葉をかけると効果的です。
相手のことを尊重、信頼し合えていればおのずと出てくる言葉、使う言葉は変わってきます。
相手のやる気を上げる言葉。ぜひ使ってみてください。
最後の項では信頼されるために必要なことをお伝えします。
◆3.信頼される人になるために必要なこと
ここまで言葉の持つ力や具体的な言葉について説明してきましたが、「言葉」を使う上で相手との尊重や信頼関係がとても重要であることはもうおわかり頂けたと思います。
いくら「あなたなら出来る」と言われようと、尊敬、信頼していない人から言われても全然やる気は出てきませんからね。
同様に、あなたが相手に言葉を掛ける時にあなたが信頼されていないと言葉の力は伝わりません。
言葉の力を最大限に使えるように、まずは信頼される人になることが大切です。
そのための行動としては、まずは挨拶などの基本的なコミュニケーションから始めるといいと思います。普段から挨拶をしたり、一緒にランチを食べたり、時には仕事帰りに飲みに行ったりと、日ごろから会話を積み重ねることで相手の考え方や長所など色々と見えてきます。
そして、相手との共通点を5つ見つけてください。
例えば、好きなものや趣味が一緒だった、好きな俳優・女優が一緒だった、出身地が一緒だった、部活が一緒だったなどです。
なぜ相手との共通点をみつけるのかというと、共通点が多ければ多いほど相手との親近感が増し、グッと距離が縮まります。
そうすると相手が捉える印象としては「この人とは話していて楽しい、波長が合いそう」となってきます。
あなたが信頼している人を思い浮かべてほしいのですが、意外と自分と考え方が似ていたり、趣味やノリが似ていたりしていませんか?
信頼関係を築くには相手との共通点を探し、相手に興味を持って会話をすることがとても大切です。
そして、信頼関係は日ごろからの会話や行動から成り立つものなので、まずは普段からのコミュニケーションを意識してみてください。
◆まとめ
普段から使う「言葉」は凄い力を持っています。相手にも自分にもいい影響を与えるには「プラス言葉」を使うように意識することが大切です。また、言葉の力を最大限に使うには相手との信頼関係がとても重要になってくるので、日ごろからコミュニケーションを意識してみてください。
最後に一言お伝えします。
あなたが使う言葉で、あなたの人生が変わります。
言葉の力を信じ、ぜひ思考を現実化してみてください。